【体験談】川崎病とは違った!熱が下がらず川崎病疑いで入院した話

【体験談】川崎病とは違った!熱が下がらず川崎病疑いで入院した話

子どもの発熱は心配になりますよね。

今回、うちの三女ちゃん(1歳3カ月)が発熱し、なかなか下がらず、入院しました。

結果として、川崎病ではなかったですが、不全型の川崎病かもしれないと言われていました。

その時の経過と三女ちゃんの様子をまとめたいと思います。

子どもを育てるママさんパパさんのために、少しでも今回の体験談がお役に立てたら嬉しいです。

ぜひ、最後までお読みください。

もくじ

川崎病ってどんな病気?

【体験談】川崎病とは違った!熱が下がらず川崎病疑いで入院した話

川崎病という病名は、聞き馴染みのない病名ですよね。

育児中の方や保育士さんなど、子どもとかかわる事が多い人は知っていると思います。

ここでは、川崎病という病気とはどのような病気なのか、実際私が病棟で看護師として働いていた時のことなどを紹介します。

参考サイト:四国こどもとおとなの医療センター

川崎病とは

川崎病とは、全身の血管の炎症によって引き起こされる病気です。

原因ははっきりしていませんが、ウイルスや細菌の感染がきっかけで、免疫反応が活性化し血管に炎症が引き起こされるのではないかと考えられています。

この病気の怖いところは、血管の炎症で冠動脈瘤を形成してしまい、血管の内側が狭くなることがあります。

そうなると、子どもなのに心筋梗塞を起こしてしまう可能性が高くなります。

川崎病の症状

  • 5日以上の発熱
  • 体にぶつぶつした発疹
  • 両目の充血
  • 唇や舌が赤くなる
  • 首のリンパ節が腫れる
  • 手のひらや足の裏が赤くなる

上記6つの主要症状のうち、5つが確認できれば、川崎病と診断されます。

主要症状以外に、BCGの跡が赤くなる、嘔吐下痢、腹痛、風邪症状など様々な症状が現れることがあります。

また、主要症状が5つ当てはまらなくても、他の病気に当てはまらなければ不全型の川崎病と診断されることがあります。

病棟で働いていた時の話

小児病院の病棟で働いていた時に、川崎病の子どもが入院してくることがありました。

基本的に緊急入院で入院してくる子がほとんどでした。

すでに高熱が何日も続いているので、入院してくる時にはぐったりしている子が多かった印象です。

治療は、免疫グロブリンの点滴とアスピリンの内服です。治療が始まると徐々に症状が治まってくる子が多く、活気が出てくる子もいました。

「川崎病って?」と知らない親御さんもいらっしゃいました。

知らない病気だし、子どもは具合悪いし、急に入院だし…心配そうな親御さんが多かったです。

【体験談】三女ちゃんの話

【体験談】川崎病とは違った!熱が下がらず川崎病疑いで入院した話

ここからは、三女ちゃんの発熱から入院して退院までの様子をまとめます。

あくまで、三女ちゃんの状態なので、みなさんに当てはまる流れではないと思います。

参考程度にご覧ください。

発熱1日目

日中は元気に過ごしました。食事も遊びも昼寝も、いつも通り。

ただ、少し夕方からぐずり始めたので「眠いのかな?」と思っていましたが、少し体が熱く感じたため、熱を測ることに。

この時、37.8℃

前日まで、長女と次女が順番に発熱していたため、「風邪がうつっちゃったかな」と思っていました。

熱は少しあるけど、元気そうでした。

ゆっくり休ませるため、早めにベッドに入り、寝ることにしました。

発熱2日目

朝から、熱が40.0℃まで上がっていて、体がすごく熱い。水分が取れるように、アクアライトを飲ませようとしましたが拒否され、いつも通り麦茶を飲ませていました。

アクアライトはお好みではなかったようです。

食事はいつも通り食べていましたが、熱があるためか、いつもよりゴロゴロ過ごすことが多かったです。

午後になり、まったく遊ばなくなりウトウトしているか機嫌が悪く泣いていることが多くなりました。熱も39.0°C〜40.0℃で経過していました。

夜は何度か起きて泣いていました。

発熱3日目

朝から41.0℃と高く、解熱剤も手元になかったため、かかりつけのクリニックに行くことにしました。

朝から機嫌が悪く、いつもの先生でもダメで、ずーっと泣いていました。溶連菌を検査しましたが陰性でした。

この時、少し目が充血している気がして、医師に伝えましたが様子を見るように言われました。熱が続くようなら、明日も受診するように言われ帰宅。

食事はあまり食べられませんでしたが、麦茶は飲めていました。

ぐったりしている事が多かったため、入浴はせず、着替えだけして夜は眠りました。

その時、靴下の跡がいつもよりくっきり残っていました。少しぽってりしており、むくんでいるように感じました。

発熱4日目

この日も朝から39℃台のお熱。軽い目の充血は続いていて、うっすらと体に発疹が出始めました。

三女ちゃんはすでに突発性発疹を2回やっていたので、この時点で「川崎病では?」と私は疑い始めました。

この日も、かかりつけのクリニックへ行きました。

「アデノウイルスの検査と採血をしましょう」と言われ、アデノウイルスの検査を実施。アデノウイルスは陰性

医師も「川崎病かなぁ…」と疑っているようでしたが、血液検査の数値は良好。炎症反応もなく、問題ないと言われました。

明日も発熱が続くようなら大きい病院に行くように言われ、紹介状をもらいました。

夜は機嫌が悪く、なんとかシャワーをして食事はあまり取らず、就寝しました。

発熱5日目(入院当日)

朝から39℃の発熱があったため、大きい病院に行くことに。

機嫌は変わらず悪く発疹が徐々に広がり、赤みを帯びてきていました。目の充血だけ、少し良くなってきている印象でした。

大きい病院でも血液検査をしてもらい、その他コロナなどの感染症の検査をしてもらいました。

血液検査は問題なしでしたが、パラインフルエンザというウイルスが陽性でした。

川崎病の症状が3つ(発熱、充血、発疹)しか当てはまらないが、不全型の川崎病疑いということで、経過観察をする目的も含めて入院することに。

医師からは「明日、熱が下がらなければ、川崎病の治療を開始しようと考えています」とお話を受けました。

発熱6日目(入院1日目)

面会が短時間しかできないため、面会に行くとほとんど泣いていました。

医師からは、「熱が38℃前半に自然に下がってきているため、明日まで様子を見ます」とお話を受けました。

一応、毎日心臓のエコー検査をしていただいていましたが、問題ないとのこと。

変わらず食事はあまり取れていないようで、大好きなジョアがテーブルに残されていました。ぐったりと横になっていることが多かったです。

発熱7日目(入院2日目)

面会に行くと、医師から「今日は熱が自然に37℃台に下がることがあり、川崎病の治療は今日はしません。熱が上がらなければ、このまま治療しなくても大丈夫だと思います」とお話を受けました。

三女ちゃんは、相変わらず大泣きして機嫌が最悪でしたが、少しおもちゃで遊んだり笑ったりするようになっていました。

肌の発疹は赤みも広がりも変わらずでしたが、目の充血は完全に無くなっていて安心しました。

点滴が抜針になっていたので、少しお散歩して窓の外を見たり、病棟の中を抱っこしてうろうろ。お部屋に戻って、トントンしたらあっという間に寝てしまったので、そのまま面会終了。

発熱8日目(入院3日目)

今日は面会に行くと、医師から「熱が37℃台で経過しています。心エコーも問題ないので、川崎病の治療はせずこのまま熱が上がらなければ明日退院しましょう」と言われました。

三女ちゃんも昨日より明らかに元気で、ベッドの上を立ち上がっていました。

食欲も出てきたようです。発疹も薄くなっており、充血はなくなり、顔色も良くなっていました。

「お熱が上がらなかったら、明日一緒に帰ろうね」とお話しし、面会終了でした。

発熱9日目(入院4日目 退院)

朝、医師から電話があり、「熱が上がらなかったので、今日退院できます」とお話があり、お迎えに行きました。

病室へ行くと、ニコニコ笑顔の三女ちゃんが。「おうちに帰れるよ!一緒に帰ろうね」と話しました。

医師や看護師が病室に来て、病状の説明や退院の説明などお話に来てくれましたが、その都度三女ちゃんは嬉しそうに手を振ってバイバイしていました。

まとめ:川崎病じゃなかった体験談

不全型川崎病の疑いで入院した体験談をまとめてみました。

結果として、パラインフルエンザに感染したことが原因となり、川崎病のような症状がでてしまったようです。

しかし、川崎病の治療は必要なく、自然に解熱し軽快できました。一応経過観察をしていただくことになり、退院1週間後と1カ月後に外来受診をして検査してもらう予定です。

子どもの発熱が何日も続くと、親は心配になりますよね。

川崎病と診断されて治療することになっていたら、入院期間も今回より長くなり、親子で大変だったと思います。

今回の体験談が、子育て中のパパやママの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

30代ママでWebライターの松下ひよこです。
東京のはじっこで、3姉妹の育児に奮闘中!!毎日、楽しく過ごしたい‼15年間、看護師をしていました!
同じく育児やお仕事を頑張っている方たちに、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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