ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

いつもお気に入りのぬいぐるみと一緒!

お気に入りなのは分かるけど、なんでいつでもどこでも持っていくんだろう?

子供がぬいぐるみを持ち歩く様子を見て、そのように思うママもいると思います。

子供がぬいぐるみをいつも持ち歩き、寝る時も一緒の理由があり、子供にとってそのようなぬいぐるみはただのお気に入りではなく、移行対象になっているのです。

今回の記事では、

  • 移行対象とは?
  • 移行対象はいつまで?
  • 大人でも移行対象を持っている?

以上の内容についてまとめてみました。興味がありましたら、ぜひご覧ください。

もくじ

移行対象とは何?

ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

移行対象とは、乳幼児がママと離れることで現れる分離不安への防衛手段なのです。

そもそも「移行対象」との言葉は、精神分析家ウィニコットが提唱した言葉です。

移行対象は、ぬいぐるみやブランケット、タオルなど、無生物の物が対象です。

代表的なのは、スヌーピーの漫画ピーナッツに出てくるライナスの毛布です。

そのため、移行対象は「ブランケット症候群」と呼ばれることもあります。

移行対象の形は子供によってさまざまです。手触りがよく柔らかいもので、子供が触っていて安心感があるものが移行対象となるようです。

ママから離れる不安を解消するために、移行対象を持ち、不安を和らげています。

そのため、移行対象を持つようになるのは、活発に活動するようになってくる1歳ごろからと言われています。

確かに、うちの三女ちゃんも歩き始めたころから、ふくろうのぬいぐるみを持ち歩いているわ。

子供にとって移行対象は不安を解消するための、安心グッズと言えます。

移行対象はいつまで持っている?

ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

いつまでも子供がぬいぐるみやブランケットに愛着をもって持ち歩いていると、だんだん「依存しているのでは?」と思って心配になってしまいますよね。

大丈夫です。いずれ、移行対象からの卒業をするときがきます。

では、それはいつなのでしょうか?

移行対象はいつまで持っているのか?

移行対象を持っているのは、ママからの分離不安を和らげるためです。

ママが一時的に離れても、自分の所へまた戻ってくることが分かってくると、移行対象へのこだわりは薄くなってきます。

だいたい、4歳ぐらいになると、移行対象から卒業する子が多いようです。

しかし、子供によって個人差があります。下の子が産まれたり、保育園や幼稚園へ入園したりと、生活の中で変化があると子供は不安定になりやすいです。

そのため、移行対象が長く必要になる子もいて、なかなか移行対象から離れられないこともあります。しかし、過度に心配する必要はありません。

無理にやめさせることはせず、その子のペースで移行対象から卒業していきます。

年齢に合わせ、移行対象と付き合っていければいいのです。

小児科で働いていた時の話①子供編

小児科で看護師として働いていた時の話です。

小学4年生の男の子で、小さい頃から使っているタオルがお気に入りで、「これがないとダメなんです!」と言って、大事そうに持って入院して来ました。

ママさんは、「手触りが変わるからと洗わせてくれない」と困っていて、そのタオルはボロボロで黒ずんでおり、年季が入っていました。

その男の子は、自分のベッドでは常にタオルを触ったりしていましたが、自分のベッド以外には持ち出すことはなく、移行対象でしたが学校に持って行ったりもなかったようです。

あくまで自分が1人で過ごすときの安心アイテムのようで、出かけたり学校に持って行ったりはしないようです。

大きくなっても、移行対象だったものが安心グッズとして必要な子もいます。上手につきあっていけるといいですね。

小児科で働いていた時の話②大人編

これは、看護師スタッフの話です。

その人が夜勤の責任者の時には、必ずナースステーションの電子カルテの上に、シルバニアファミリーのウサギの女の子がいました。

理由を聞くと、小さいころから持っていて、不安プレッシャーがある時には持っていると安心すると言っていました。

これも、安心グッズの1つです。大人になってもお気に入りの安心グッズを持っている人がいます。

適切に付き合えれば無理に移行対象と引き離す必要はありません。

ぬいぐるみとはいつまで一緒に寝る?

ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

子供は、いつまでぬいぐるみと一緒に寝るのでしょうか?

子供がぬいぐるみと一緒に寝るのは、安心するからなのです。子供は、寝る時に不安を感じている子がいます。

そのため、安心感を得るためにぬいぐるみと一緒に寝たがります。

そのまま習慣になってしまう場合もあるため、いつまで一緒に寝るかは、子供によってそれぞれと言えるでしょう。

実際、私の妹(30代半ば)は、まだお気に入りのぬいぐるみと一緒に寝ています。と言っても、抱きしめて寝るわけではなく、枕元に置いて寝ているのです。

子供は安心して眠るために、ぬいぐるみと一緒に寝ているんですね。

まとめ:ぬいぐるみは子供にとって必要な安心グッズ!

それでは、今回の記事のまとめをしていきたいと思います。

  • 「移行対象」とは、ぬいぐるみやブランケット、タオルなど無生物が対象です。「ブランケット症候群」や「ライナスの毛布」「安心毛布」などと呼ばれることもあります。
  • 子供がママから離れることで感じる不安を和らげています。
  • だいたい4歳ごろには移行対象に執着しなくなりますが、下の子が産まれたり、進級など環境の変化があったりすると、なかなか離れられない場合もあります。
  • 小さいころ移行対象だったものを、安心グッズとして大人になっても大事にしている人もいます。無理に移行対象のグッズと離れなくても大丈夫です。
  • ぬいぐるみは大人でも一緒に寝ている人はいます。焦らず、子供の様子をみつつ、移行対象とは付き合って行きましょう。

いかがでしたか?移行対象について理解できたでしょうか。

子供の成長にとって、移行対象は大切な存在です。無理に引き離さず、子供の様子をみて、うまく付き合っていけるといいですね。

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ぬいぐるみは子供にとって移行対象!いつまで一緒に寝る?

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この記事を書いた人

30代ママでWebライターの松下ひよこです。
東京のはじっこで、3姉妹の育児に奮闘中!!毎日、楽しく過ごしたい‼15年間、看護師をしていました!
同じく育児やお仕事を頑張っている方たちに、お役立ち情報をお届けしたいと思います。

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