ぬいぐるみのことが、嫌いな子はいないのではないでしょうか?
子供がどこにでもぬいぐるみを持ち歩いている姿は、かわいいし微笑ましいです。
しかし、「ぬいぐるみをいつまでも持ち歩いていて大丈夫なのだろうか?」
「ぬいぐるみが汚れるし、やめてほしいなぁ…」
などとママは思っているかもしれませんね。
子供にとってのぬいぐるみの効果は、精神安定剤であり遊び道具です。
成長のためにぬいぐるみは、必要なものなんですね。
今回の記事は、子供にとってのぬいぐるみの効果をまとめてみました。
- ぬいぐるみが子供に与える効果
- 子供がぬいぐるみを持ち歩く理由
- ぬいぐるみの選び方
以上の内容についてまとめました。
子供がぬいぐるみを好きすぎて困っているママさん!必見です。
ぜひ、最後までご覧ください。
子供にとってのぬいぐるみの効果は3つ

子供にとってぬいぐるみは、精神安定剤であり遊び道具です。
持っていることで安心するんですね。
ぬいぐるみが子供に与える効果は3つあります。
ひとつずつ説明していきます
効果①発達を促す
ぬいぐるみでごっこあそびをすることで、社会性を向上させる可能性があると指摘されているんです。
ぬいぐるみでたくさん遊ぶ子は、他者への思いやりを示す脳の活動が強く見られるという研究結果もあります。
ぬいぐるみと遊ぶことで、言葉の発達や想像力を養うこともできます。
ぬいぐるみは子供の成長に良い影響をもたらすんですね。
効果②安心感を得られる
ふわふわと柔らかいぬいぐるみは、触っているだけで安心感があります。
子供がストレスを感じる時や甘えたい時、眠たい時にお気に入りのぬいぐるみを抱きしめることがあります。
そのような時に「お母さんの代わりに安心感をくれるもの」を探した結果、ぬいぐるみがその役割をしているのです。
ぬいぐるみ以外に、ブランケットやタオルがお気に入りで安心感を得る子もいます。
これは「ブランケット症候群」といって、心理学的に「移行対象」と言います。
子供は安心感を得るために、ぬいぐるみを持ち歩いたり抱きしめたりするんですね。
効果③自立心を育てる
成長とともに、子供は母親から離れていきます。
子供の成長として嬉しいですが、母親としてはちょっぴり淋しい気持ちもありますね。
子供も母親から離れることで、不安を感じています。
そんなときに、お気に入りのぬいぐるみが安心感を与え、精神的な支えになります。
ぬいぐるみに限らず、安心グッズは子供の成長には欠かせない必要なものなんですね。
子供にとってぬいぐるみは精神安定剤

特に小さな子供にとって、ぬいぐるみは安心感を得るための大切なものになります。
ぬいぐるみが子供の心にどのような役割があるのか、年齢別に見てみましょう。
[0~1歳]
ハイハイをしたり歩いたりするようになると、好奇心が出てきてます。
行動範囲が広がり、物理的に母親から離れることが増えます。
そんなときに安心感を得るために、ぬいぐるみは大切な存在になってくるのです。
[1~2歳]
気持ちが落ち着いているときは、遊びに集中したりお友達と遊んだりしています。
しかし、ふいに不安に感じることがあり、母親を探したりお気に入りのぬいぐるみを抱きしめたりして安心感を得るのです。
[3歳ごろ]
ほとんどの子供でぬいぐるみに執着しなくなってきます。
ぬいぐるみに頼ることがあるものの、成長とともに依存度は薄れていくのです。
子供がぬいぐるみを持ち歩くのは何歳まで?

子供がお気に入りのぬいぐるみを持ち歩く姿は、かわいく微笑ましいですね。
しかし、いつまでもぬいぐるみを持ち歩いていると、母親としては心配になります。

「いつまで持ち歩くのだろうか…」



大きくなって持ち歩くのは恥ずかしい
などと思うかもしれません。
しかし、子供にとってお気に入りのぬいぐるみは精神安定剤であり、移行対象なのです。
だいたい、3歳ごろからぬいぐるみへの依存度は薄れ、執着しなくなってくると言われています。
3歳以降、徐々に持ち歩かなくなってきます。無理に引き離さず見守りましょう。
歳相応に安心グッズと付き合っていけるといいですね。
子供のためにぬいぐるみを選ぶポイント


子供にぬいぐるみを選ぶ際、どのようなものを選べばいいか迷ってしまいますよね。
一番は子供が気に入ってくれることが大事ですが、その他にはどのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは、子供にぬいぐるみを選ぶポイントを紹介していきます。
年齢に合っているか
赤ちゃんには握りやすい形のものや、触り心地が良いものがおすすめです。
幼児さんには、ごっこ遊びができるようなぬいぐるみが良いです。
好みが出てくれば、その子が気に入るような色や形のぬいぐるみを選んでもいいかもしれません。
年齢に合わせたぬいぐるみを選ぶことで、子供の成長発達を促します。
安全性
赤ちゃんの場合、何でも口に入れてしまいますよね。
万が一、噛んだり引っ張ったりしたときに取れてしまうことも考えられるため、小さなパーツがないものが望ましいです。
うちの三女ちゃんが1歳のころ、ぬいぐるみに付いていた木の実の形をしたビーズを歯で引きちぎってしまったことがありました。
しっかりと縫い付けてあったため、大丈夫だろうと思っていましたが、歯で引きちぎってしまいバラバラにビーズが飛び散ってしまいました。
さいわい、長女ちゃんがすぐに気づいてくれて、あわてて掃除機で吸ったので三女ちゃんが誤飲することはありませんでした。
小さなパーツは誤飲に繋がるので、注意したいポイントです。
大きさ
小さな子が、一生懸命大きなぬいぐるみにしがみついたり、抱えたりしている姿はかわいらしいですよね。
しかし、大きなぬいぐるみは子供の上に倒れこんでくる可能性があり、窒息や転倒など事故に繋がります。
ぬいぐるみは、大きすぎず持ち歩きやすい大きさのものがちょうどいいです。
その方が、子供自身もぬいぐるみを扱いやすいでしょう。
衛生的に保てるか
子供が持ち歩くと、落としたりなめたりして汚してしまいますよね。
そのため、衛生的に保てるぬいぐるみを選びましょう。
例えば、毛足が短いぬいぐるみや、お洗濯できる素材のぬいぐるみなどです。
ハウスダストはアレルギーの原因にもなります。できるだけ、子供の物はきれいにしておきたいですね。
子供がぬいぐるみを離さない時は?無理に引き離さない


子供が、常にお気に入りのぬいぐるみを持ち歩いていることがありますね。
どこに行くにも一緒の相棒のような存在です。そのようなぬいぐるみは、子供にとって移行対象になっています。
お散歩やお出かけなどにぬいぐるみを持っていくことはできても、どうしても持っていけない場所は困ってしまいますよね。
無理に引き離してしまうと、よけい不安になりぬいぐるみに執着してしまうのです。
そのような時には無理に引き離さず、子供が納得できるようお話してみたり抱きしめてあげたりしましょう。
子供が安心できるよう、環境を整え、やさしく見守りましょう。
ただし、あまりにもぬいぐるみに執着し、ぬいぐるみがないと「外に出られない」「学校に行けない」など生活に支障が出る場合は子供が大きなストレスを抱えているサインの可能性があります。
その場合は、医師や担任、スクールカウンセラーなどに相談してみましょう。
まとめ:子供がぬいぐるみを持ち歩くのは安心するから!
- 子供にとってぬいぐるみは遊び道具であり安心グッズです。
- ぬいぐるみで遊ぶことで、子供は社会性を身に着け、他人への思いやりを学びます。母親から離れ、自立していく時に、ぬいぐるみで安心感を得て心のよりどころになるでしょう。
- ぬいぐるみを持ち歩くのは、だいたい3歳ぐらいまでです。無理に引き離さず、やさしく見守りましょう。
- 成長しても日常生活に支障が出るくらい離れられない場合は、大きなストレスや不安をかかえているかもしれません。医師や担任の先生などに相談してみると良いでしょう。
- ぬいぐるみを選ぶポイントは、年齢に合わせたもの、安全に遊べるもの、持ちやすくちょうどよい大きさのもの、お手入れがしやすく衛生的に保てるものなどを意識して選びましょう。
いかがでしたか?
子供にとって、ぬいぐるみは成長発達に欠かせないものなんですね。
子供がぬいぐるみを大好きで肌身離さず持っている姿を見ると、母親は少し心配になることもあると思います。
ですがそのような場合は、無理に引き離さず、やさしく見守っていきましょう。